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「ユダヤ式勉強法」のススメ

人間の学習能力は、生まれ持った天性のものなのでしょうか、それとも努力の賜物なのでしょうか。
皆さんもお聞きになったことがあるかと思いますが、ユダヤ人は非常に優れた人々で、確率的に言えば、優秀な頭脳が出現する確率は、他の民族と比較にならない程突出しているといいます。

例えを挙げますと枚挙にいとまがありません。「アインシュタイン」、「マルクス」、「ドラッカー」、「スピルバーグ」、「フロイト」といった、歴史上の著名な人物や偉大な文化人がユダヤ人から多く輩出されています。

また、アメリカの名門といわれるハーバード大学、イェール大学、コーネル大学、プリンストン大学では、20~30パーセントをユダヤ人が占めているといわれています。

他にもノーベル賞受賞者の約25パーセント、優れた数学者称えるフィールズ賞受賞者の約30パーセント、チェスの世界チャンピオンの50パーセント以上がユダヤ人であると言われています。

ユダヤ人が世界に占める人口比率は約0.2%程度と言われていますので、突出した割合で優秀な頭脳を生み出していることがわかると思います。

このユダヤ人の優秀な頭脳は、生まれ持った遺伝的なものなのでしょうか。実はそうではなく、彼らの勉強法に秘密がありそうです。

今回はそのあたりに焦点をあてていきたいと思います。

 

目次

  • 1 対面学習「ハブルータ」
  • 2 ユダヤ式勉強法
  • 3 今回のまとめ
  • 4 参考文献

対面学習「ハブルータ」

 

ユダヤ民族は、約2000年程前に祖国を追いやられた後に迫害を受け続け、長い間国家を持つことができませんでした。そのため、農業などの産業で生計を立てるという道を閉ざされてきました。

その間に「迫害を受けても絶対に奪われることのないものは、頭の中にある知識である」という思想が受け継がれ、ユダヤ人はこども達の教育に非常に熱心に取り組むようになりました。

そのため、多くのユダヤ人は、研究者や、弁護士、教師、金融業といった頭を使う仕事によって繁栄していく道を選択しました。

では、具体的にユダヤの人々はこども達にどのような教育を行っているのでしょうか。

彼らはユダヤ教の信者ですので、例え異国の地にその身を置いていたとしても、ユダヤの教えを守るために、徹底的に家庭内で教育を行います。

  • 特に「読書」は最重要視されており、母親が子どもに本を読み聞かせるほか、こどもには読書することを強く奨励します。
  • 幼児期からユダヤ教の聖典である「タルムード」を読ませています。
  • 聖典や律法等、勉強をする際にこども同士が議論し、どのように新しい解釈ができるかということを競い合います。それまでの解釈を鵜呑みにするのではなく、自分なりの新しい解釈をすることが推奨されているのです。
  • 親は、自分のこどもに対し「絶対に伸びる」、「必ず成長できる」と言葉と態度で示します。
    等々です。

上記以外に特筆すべきユダヤ人の学習法として、あまり聞きなれないと言葉だと思いますが、「ハブルータ」というものが挙げられます。

ハブルータとは、ユダヤ神学校で行われるシンプルな対面学習法です。具体的には、学生が「二人一組」になって、お互いが勉強したことを「教え合う」という学習法のことです。

ハブルータは、以下の理由から学習法としては非常に効果が高いことが分かっています。

  • 人に教えることで、学校等の授業を「よく聞こう」、「よく理解」しようとやる気が出て、集中できるようになる。
  • 学校等で学んだことを、人に教えることで反復することにより、理解が定着する。

ユダヤのこども達は、家庭でもこのようなやり方で学習しています。
人の理解は、教える側に立つとより深まるものなのです。

 

ユダヤ式勉強法

 

お聞きになったことがあると思いますが、「ユダヤ式勉強法」とはこのハブルータの手法を取り入れたもののことを指しています。

ご家庭でもこのユダヤ式勉強法を実践することで、必ずお子さんの学習成果につながることでしょう。

こどもは幼い内は特に、問題等を解くことが出来れば、実際はあまり深く理解していなくても「わかった!」つもりになってしまいがちです。

本当に理解出来ているかどうかを確認するために、このユダヤ式勉強法は非常に有効です。

具体的な家庭でのやり方は、「こどもが学校等で学んできたことを家で親に教える」ということを実践してください。

こどもが先生役をし、親が生徒の役を演じます。親は当然知っている内容でも、何も知らないフリをして生徒役に徹してください。

その際、こどもが深く理解していないために、説明につまずいたりした場合も、安易に答えを教えないようにすることがポイントです。
「どうやって調べればいいかな?」といった問いかけを通して、こどもが自ら解決策を考えられるように誘導してあげましょう。

ユダヤ式勉強法は、「自ら学び自ら考える子を育てる」の記事で書いた、「メタ認知力」を鍛えることに通ずる勉強法です。

時間がかかる手法ですが、毎日コツコツとご家庭で努力することにより、こどもが人生を通して必要となる力を必ず養うことがができます。親の側の地道なフォローをお願いいたします。

 

今回のまとめ

 

いかがでしょうか。世界中の民族の平均と比較して突出した割合で優秀な人材を輩出し続けるユダヤ民族。それにはユダヤ民族が背負ってきた厳しい宿命の中で考え出した学習方法が効果を上げていることが関係しています。ユダヤ式勉強法は学習した内容を相手に教えることで、逆に自分の理解の定着につなげるという勉強法です。ご家庭でも簡単にできる内容ですのでぜひ実践してみていただきたい、ということを今回は書きました。要点を以下にまとめます。

  1. ユダヤ人は非常に優れた人々で、確率的に言えば、優秀な頭脳が出現する確率は、他の民族と比較にならない程突出している。
  2. 約2000年もの間虐げられたことで、「迫害を受けても絶対に奪われることのないものは、頭の中にある知識である」という思想がユダヤ人達の間で受け継がれ、彼らはこども達の教育に非常に熱心に取り組むようになった。
  3. そのような環境の中で考え出された勉強法が「ユダヤ式勉強法」である。
  4. 「ユダヤ式勉強法」はこどもが学校等で学習した内容を、ご家庭の中で親などに教えることによる反復学習効果を狙ったものです。
  5. また、ユダヤ式勉強法にはこども自らに「自分はどこまで理解できていて、何を理解できていないのか」ということを意識させるという意味で、「メタ認知力」を鍛えることに通ずる勉強法であるとも言える。

ご参考になさってください。

 

参考文献

家庭学習コンサルタント坂本七郎のブログ:https://plaza.rakuten.co.jp/kikuji/diary/200905110000/

ウーマンエキサイト:https://woman.excite.co.jp/article/lifestyle/rid_Suzie_18364/

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