こどもの学力に影響を与える要因とは何なのでしょうか。 親の年収や学歴が高い程、そのこどもの学力は高い傾向があることは、古くから調査結果として表れています。 親の年収や学歴がある程度高い場合、こどもの教育にかける費用が相対的に高くなり、それに伴って学校以外での学習時間が多くなることから、学力が向上すると考えられます。 こどもの学力は学習時間(学習量)のみに規定されるものなのでしょうか。それともそれ以外に学力に作用する要因はあるのでしょうか。 今回はそのあたりに焦点をあてていきたいと思います。 こどもの貧困率 近年、日本のこどもの貧困率が増加していることが社会問題としてたびたびメディアで取り上げられています。 ここ数年は若干改善傾向にあるようですが、依然としてこどもの6~7人にひとりの割合で推移しています。 現代の日 … [もっと読む...] about 学力に最も影響を与える要因
学習環境
こどもの学力格差を生む要因
近年、こどもの学力格差の問題がいたるところでクローズアップされています。親の社会的格差がそのままこどもに継承されてしまうというのものです。 そのようにして育ったこどもが親となり、再び同様の格差が継承されていく、という負のスパイラルが実際に発生しており、大きな問題として捉えられています。 この問題に対しては、行政側も各種補助金等を厚くするなどの対応をとっており、今後どのように改善されていくのか注目されています。 ただ、文部科学省が実施する全国学力テストの分析内容をみると、小学生の時の学力が、中学生になった時の学力に関係するという結果が見て取れます。 この分析結果は県単位でのものですが、個人にもあてはまります。小学校の低学年の成績がその後の学力と関係があるようです。 学力格差が発生する要因にはどのようなものがあるのでしょうか。今回はそ … [もっと読む...] about こどもの学力格差を生む要因