学習意欲は、学校の成績だけでなく、学校での集団生活など、様々な面で影響を及ぼします。 「やる気がでない」、「勉強したくない」といった学習意欲の問題は、古くから動機付けの観点で研究されてきました。 一般的には、興味や楽しさなどから自発的に取り組む動機づけが「内発的動機づけ」といわれており、 他からの報酬などを必要としないものとされています。 一方、他者からの報酬、懲罰といった自分以外からの指示による動機づけが「外発的動機づけ」とされています。 様々な調査、研究によると、これらの動機づけはこどもの学年により変化することがわかっています。 今回はそのあたりに焦点をあてていきたいと思います。 「動機づけ」の段階 … [もっと読む...] about 効果的な学習動機づけ
内発的動機づけ
「主体的な学び」のために出来ること
これからの社会は変化が激しく、求められる能力もそれに伴い速いスピード変化しています。そのような社会を生き抜いていくためには、単なる知識や手法の習得だけではなく、学ぶ意欲や主体性を育み、激しい変化に追従できる力を養うことが求められます。 こどもは幼い頃は何にでも興味を示し、もっと知ろうという意欲を見せてくれますが、小学校に入り学年が上がるにつれて、その意欲が低下していってしまいます。 文科省の学習指導要領は時代に即して定期的に見直されており、30年ほど前の改定から「社会の変化に対応する力」を強化することが取り上げられ、その後も「生きる力」の育成として「総合的な学習の時間」等が新設されてきました。 また、最近では、「アクティブ・ラーニング」というキーワードのもとに、学習過程の「質的改善」を狙った取り組みを行うよう改定されています。 … [もっと読む...] about 「主体的な学び」のために出来ること