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こどもの学力格差を生む要因

近年、こどもの学力格差の問題がいたるところでクローズアップされています。親の社会的格差がそのままこどもに継承されてしまうというのものです。

そのようにして育ったこどもが親となり、再び同様の格差が継承されていく、という負のスパイラルが実際に発生しており、大きな問題として捉えられています。

この問題に対しては、行政側も各種補助金等を厚くするなどの対応をとっており、今後どのように改善されていくのか注目されています。

ただ、文部科学省が実施する全国学力テストの分析内容をみると、小学生の時の学力が、中学生になった時の学力に関係するという結果が見て取れます。

この分析結果は県単位でのものですが、個人にもあてはまります。小学校の低学年の成績がその後の学力と関係があるようです。

学力格差が発生する要因にはどのようなものがあるのでしょうか。今回はそのあたりに焦点をあてていきたいと思います。

 

 

目次

  • 1 どのような学力格差があるのか
  • 2 家庭学習のサポートが重要
  • 3 今回のまとめ
  • 4 参考文献

どのような学力格差があるのか

 

こどもの学力格差は、どのような学習環境で育つかに関係しています。学校以外の学習にどの程度の時間、費用をかけることが出来るのか、ということで差が発生します。

差が発生する要因の一つとして、「親の収入」が最もよく挙げられます。

学習塾等に通う費用、その他の習い事にかける資金的余裕のある家庭のこどもの学力が比較的高くなる、というのはよく聞く話です。

実際、東京23区の区別の、小学生の算数の正答率と、親の年収の平均をまとめた調査結果があり、如実にその実態を表しています。

それ以外の要因も親の影響が大半を占めています。

具体的には、親の子供に対する期待値の大きさや、親の学歴、教育に対する態度等が挙げられます。

こどもの学力は、幼少期の家庭における学習環境に大きく影響される、といわれており、それらは上述のような様々な調査結果から明らかにされています。

しかし、それ以外にも格差が存在します。

毎年実施されている全国学力テストの結果からは、明らかな学力の地域差が見て取れます。

全国学力テスト小学生正答率 [ 2017年第一位 石川県 ]http://todo-ran.com/t/kiji/16232

全国学力テスト小学生正答率 [ 2017年 ]

 

※この結果には、私立学校が含まれていない為、厳密には実態と異なる可能性があります。

小学生、中学生のいずれも学力の高い地域は、石川県、福井県、秋田県等の東北、北陸地域が占めています。

これは、上述した「親の年収が格差の主な要因である」という内容と合致していません。都道府県別の世帯収入の平均は、東京都を筆頭に首都圏、大都市圏の地域が上位を占めており、地域単位でみた場合には、収入と学力の間には関係が無いように見えます。

 

家庭学習のサポートが重要

 

全国学力テストとは別のある調査で、こどもの学力と、ご自宅の「敷地面積」が関連があるという興味深い結果を示していました。

一見あまり関係のなさそうな、こどもの学力とご自宅の広さ。これは先の全国学力テストの結果とも一致しているのではないでしょうか。

東京圏、大阪圏などの都市部と比較して、学力が高いという結果の出た東北、北陸地域では確かにご自宅の敷地面積が広いと思われます。

ただ、家が広いことと学力の間に、なぜ関連があるのでしょうか。これは、家の広さというよりも、そのご家庭の構成と関係があると言えると思います。

都市部では核家族化、共働きという世帯が多いのに対し、東北、北陸地域では比較的三世代世帯(= 比較的、家の敷地面積が広い)のご家庭が多い、ということがこの学力差の要因となっていると考えられます。

こどもの家庭学習には親のサポートが非常に重要となります。核家族、共働き世帯の多い都心部では、サポートに費やす余裕がなく、逆に三世代世帯のような、「誰かが面倒をみてあげることができる環境」というのが学力を押し上げる大きな要因となっていると考えられます。

学力の地域差は、このような要因により発生していると考えられ、あらためて家庭での学習環境が重要であるということを認識させられたと思います。

 

今回のまとめ

 

いかがでしょうか。今回は、学力格差について、特に地域的な差がなぜ発生するのか、ということについて書きました。要点を以下にまとめます。

1.こどもの学力格差は、親の経済的、文化的背景に大きな影響を受ける。
2.こどもの学力格差は、家庭での学習環境に大きく左右される。
3.こどもの学力格差は、地域的な要因が含まれている。
4.都市部と比較して、東北、北陸地域のこどもの学力が高い傾向がある。
5.家庭での学習の際に、「誰かが面倒をみてあげる」ということが非常に重要。

ご参考になさってください。

 

参考文献

 

経団連タイムス:http://www.keidanren.or.jp/journal/times/2017/0330_06.html

大阪国際大学:https://oiu.repo.nii.ac.jp/

日経デュアル:http://dual.nikkei.co.jp/article/053/05/

都道府県別統計とランキングで見る県民性:http://todo-ran.com/

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